木材加工機 技術情報
集成材、CLTの接着方法は、主にコールド接着、ホット接着、高周波接着などがあります。高周波接着の特長は、木材は加熱せず接着剤のみを加熱する選択加熱により、他の接着方式と比較しても、圧倒的に接着時間が短く省エネルギーで、接着後の反りやくるいが少ないことです。
特に、構造用集成材などで使用されるレゾルシノール樹脂系接着剤でのコールド接着では半日以上かかりますが、高周波接着の場合、数分で完全に接着ができます。また、木材接着に使用されるあらゆる接着剤に対応可能です。
■集成材接着加工における高周波加熱のメリット
①選択加熱
接着剤のみを効率よく加熱します。
②さまざまな接着剤に対応
木材接着に使用されるあらゆる接着剤に対応可能です。
③品質の向上
木材を加熱しないため、反りやくるいが発生しません。
④省エネルギー
接着に必要なエネルギー量のみ使用します。
⑤高速接着
ホットプレスと比較し圧倒的に接着時間が短くなります。