食品加工機 技術情報
マイクロ波に比べ数倍から10数倍という加熱深達性を持つ13.56MHzの高周波を発生。脂肪と赤身が混在した厚みのある冷凍ブロック、大容量の冷凍製品も短時間でムラなく処理できます。
高周波、マイクロ波の適応の違い
マイクロ波による解凍は、解凍のプロセスで溶けた水が、まだ凍結している部分より速く温度上昇し、その結果解凍ムラを生じるという欠点があります。これに対し高周波加熱による解凍では水と氷の発熱の差が少なく加熱が均一に進行し、冷凍品の解凍ムラが生じません。
テンパトロンでは、特に加熱均一性に優れた特殊な高周波回路を搭載。冷凍品の物性的な違いに左右されない、ムラのない解凍ができます。
- 高周波加熱の場合、水と氷の発熱の差が少なく加熱が均一。解凍ムラが生じません。
- 水と氷が混在する状態にあると水を強く加熱し、煮えを生じるという加熱・解凍ムラが発生します。
- -5~-3℃程度を境に急速に温度上昇がにぶり、そのまま加熱を続けても表層部と内部ともに氷点以上には解凍が進まない。
- 表層部が内部に比べ急激に温度上昇し、熱暴走が生じ易い。