プラスチック加工機 技術情報
山本ビニターのオリジナル技術

スタンダード仕様からトランジスタ式ハイブリッド仕様まで、溶着品質をコントロールする山本ビニターのオリジナル技術。

■スタンダード仕様

ハイブリッド高周波ウェルダーは、高周波とヒーター加熱との複合加熱で溶着します。
5つのシステムの搭載により、多彩な調整を簡単に、そして安定した溶着を提供し、お客様に安心いただける山本ビニターのスタンダードです。

自動同調システム

電流のアナログ制御を、飛躍的に進歩させた自動同調システムによるデジタル電流制御です。任意の電流値を設定でき、メーター上昇のスピードまでもコントロール。溶着状態を安定させる新システムです。

タッチパネルシステム

多機能な機能を自在に操り、より簡単で分かりやすい操作ができるようにタッチパネル制御システムを採用しました。操作面を集中して、加工に必要な諸条件をパネル上に一括表示しており、簡単操作を実現しました。

デジタル温調システム

ヒーターの熱管理に業界初のデジタル技術を採用。従来の方式では±10℃以上のバラツキがありますが、このシステムにより±1℃以下に抑えられる高精度な温度管理を実現しました。

高感度スパーク遮断システム

高周波金型部もしくは、発信回路部で生じたスパークを最小段階で遮断し、溶着フィルムや金型へのダメージを最小限に抑えます。

セーフティシステム

山本ビニターオリジナルのセーフティ機構です。エア加工タイプには、非加圧スペースの設定。サーボドライブでは、トルクセンサーによる安全の確保など安全、安心な作業を実現させるシステムです。

■スーパーコントロール仕様

医療用部品など溶着品質に高精度を求める加工に最適な溶着条件を提供します。高精度の整合装置を採用し、従来の20倍の応答スピードで、高周波出力のコントロールを実現。もちろんスパークに対してもスタンダード仕様の約1/10の高速遮断で対応します。

高周波スーパーコントロール

高周波出力の制御(パワーコントロール)において、左図のように、任意の設定ラインにより正確にモニターライン(実測値)を近づけることが、溶着品質のバラツキを抑制し均一性を高めることにつながります。高精度の整合装置である新型自動同調がこれを可能にします。

超高感度スパーク遮断システム

高周波をコントロールする上で、どうしても向き合わなければならないのが、「スパーク」の問題です。加熱させる材料の耐電圧を超える高周波電圧を加えると「スパーク」が発生します。仮に金属などの異物が混入していても「スパーク」発生の原因となることから、発生した際のダメージを最小限に抑える必要があります。そこで超高感度スパーク遮断システムが機能します。