マイクロ波加熱の応用例
原子力関係業界
(2) 放射性廃棄物の減容・封じ込め、その他
原子力発電所など原子力設備より排出される放射性廃棄物の容積を減少したり(減容)、放射性廃棄物をガラス状に固化し、放射性物質を封じ込めるのにマイクロ波加熱を誘導加熱と併用し利用している例がある。誘導加熱は被加熱物がある程度高温であることが必要であり、マイクロ波加熱はその予熱装置として利用されている。
この他、原子炉などに寿命がきて、それらを解体・廃棄することになるが、コンクリートなどの破壊にマイクロ波エネルギーを利用した実験も行われている。これはマイクロ波エネルギーをホーンアンテナでコンクリート面に照射、熱膨張による熱歪みで破壊しようとするものである。コンクリートにクラックが発生することは確認されているが、照射電力も5kW程度と小さく、期待したほどの結果は得られないのでは…?と思われる。無人ロボットによる機械的破砕の方が有効かも知れない。
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