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テンパトロンは高周波によって、−20℃〜−25℃でブロック状に冷凍された牛肉類・豚肉類・鶏肉類・魚肉類を−5℃程度まで高速テンパリング処理する連続式高周波解凍装置です。 |
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解凍装置の方式としては、高周波方式とマイクロ波方式とが良く比較にあげられますが、ここで高周波方式とマイクロ波方式の違いについてご説明いたします。 この特性の結果、従来方式では困難であった厚みのある冷凍ブロック肉・大容量の冷凍食品に対しても短時間でムラなく解凍処理を行うことができます。 |
次に加熱均一性が挙げられます。時間あたり1t〜2tといった大量処理をする場合、マイクロ波では高出力で短時間に処理しようとします。しかしその理由は時間がかかりすぎると被解凍物のエッジ部分が煮えてしまう可能性が高いためです。また電波漏洩の問題からベルト幅が大きくできないため、大量処理時にはコンベアスピードをあげ高出力・短時間処理を行わざる得ないからです。このため被解凍物が変わると加熱均一性といった点で問題が生じます。 | ![]() |
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高周波においては、上記の使い方はもちろん、温度バランスを均一にする為にベルト幅や装置長を最適な長さに設計し、低出力で長時間加熱が必要な被解凍物においても、今までなし得なかった解凍均一性を実現しました。 |
@エネルギー深達性がきわめて高い13.56MHzの高周波を採用。脂肪と赤身が混在した厚みのある冷凍製品でも、短時間でムラなく処理できます
A効率的なテンパリングをおこなうため、全自動高周波整合装置(オートチューニング装置)を内臓。テンパリング状況に応じて、常に最適かつ効率的なエネルギー供給が行えるように自動制御します。 B冷凍製品に応じたテンパリング条件(高周波出力・高周波整合・解凍時間等)を内臓マイコンにメモリでき、常に最適な条件で全自動運転できます。 |